3.今期のとろ青魚( 缶詰) 生産/ 放射能問題に対する考え 4.原料情報
※以下の文章は千葉県産直サービスさんの報告内容をそのまま掲載しております。)
千葉産直では、「地産地消から持続可能な社会」を目指し、リスクを回避し、安心につなげるためにも、また風評被害を抑止しして、千葉県はじめ、関東・東北の農畜・水産業を守るため、自主的に放射性物質検査をした結果を情報公開することで商品の安心性を高めていくようにします。
当社HP(千葉産直」で検索)で、とろ青魚缶の「原料海域」「水揚げ港」「放射性物質の測定結果」を賞味期限がトレース出来るように情報公開していきます。
放射能問題については、「思いのある製品づくり」と、「成長期の子供に対しての内部被ばくリスク」とは別の視点で考えていく必要があると考えております。現状、安全といえる指標は存在しておらず、判断は非常に難しくあります。弊社としては、出来る限り情報の発信を整備するなど、隠さず情報公開することで当面は対応していくように致します。
今期生産のミニとろイワシ(100g/缶)について
今期は大漁でもサイズが小さく、そのほとんどが一般市場には出回らないものです。今回生産出来た分も水揚げした原料の中から、サイズが大きいマイワシをわざわざ選別して使用しました。買付けた原料の3~5割ほどの量しかとれなかったほどです。今期に関しては、放射能のことばかりにいってしまいますが、今シーズンの原料状況のなか、本製品に使用した鮮度やサイズで作れているマイワシ加工品は、全国的にも大変希少です。どうぞよろしくお願いいたします。その他のとろ青魚缶詰の生産について
「とろさんま」について :9月下旬~10月中旬」前後の漁期見込み
三陸沿岸の港と多くの秋万魚船が甚大な被災を受けられた為、秋万魚の漁獲能力が激減しております。東北の復旧状況にもよりますが、今期に関しては実質、北海道と銚子港が水揚げ港の主体になると言われ、実際の水揚げ状況や相場の見通しが立てられない状況です。
放射能問題については、秋刀魚は8月以降、北海道東沖から南下する為、海域は北海道から宮城・岩手の北部沖合(福島原発半径100km以内海域の操業は自粛)で水揚げされる原料を使用します。「とろさぱ」について :「11月前後」の漁期を見て生産判断していきます。
例年、サイズ、の良いマサパの漁期に合わせて生産しておりましたが、昨年の漁獲海域が「宮城県沖~福島沖」の為、今期は産地表示を「三陸沖」から、現時点では『銚子港』に変更することが濃厚です。日々、情報が変化しておりますのでもう少し様子を見ながら判断していきますが厳しい状況です。脂ののる海洋域が三陸海域のため、風評を考慮し、産地表記を変更しますが、大幅に海域が変わるわけではございません。モニタリング検査状況を確認しながら製造判断していきます。
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