リアルワインガイドで大絶賛!! ザコルの試飲も早3年目。年々、オリヴィエ・ルリッシュが目指すワインスタイルが明確になって来ており、この2013年のワイン達にも確実にエレガントさが増していた。 とはいえ、ローヌらしい濃いめの液体にはまだタンニンも多い。しかし、明らかにキメが細かくなり液体に馴染みつつあるし、なによりどのワインにもうま味が増えていることがかなり嬉しい。 そんな中、完成形に近いと思われるワインがトップ・キュヴェのミオセヌ。各要素がギュッと詰まっていながらひたすらエレガントで、今からでも美味しく飲めるという優れもの。 南のワインなのにどこか冷涼感もあって、待ってました!という仕上がりになっている。そして、それはシャペルにもやんわり感じられ、来年がまたまた楽しみになってきた。2013年はローヌもかなり厳しい年となり、ザコルの生産量もかなり減ってしまったようだが、それでもブルゴーニュに比べれば値上がり率も良心的。たまには「濃いけどエレガント」なワインもどうでしょう。(斉藤真理 氏評)リアルワインガイドより抜粋 2023年4月12日 オリヴィエ氏・フローレンス氏がウメムラにご来店! ※ラベルやキャップシールに傷や破れ等あるものがございます。希少アイテムのため代替品等はありません。ご承知おきの上お買い求めください。 【当店限定マグナム瓶】オリヴィエ・ルリッシュより、蔵元で大切に貯蔵されていたマグナム瓶をウメムラへ特別に分けていただきました! このミオセヌは、いかにもルリッシュらしい滋味にあふれ、エレガントなタッチのワイン。 ローヌ川やアルデシュ渓谷から数キロ、IGP Protected Geographical Indication:地理的表示保護区のアルデシュの中心部に位置するサン・マルセル・ダルデシュのコミューンに、21ヘクタール以上のブドウ畑を持つドメーヌの名前は、「アコール(オック語で段々畑)」から生まれました。 樹齢50年以上のものが半数を占め、森に囲まれた中新世の粘土石灰質の段丘に植えられています。ブドウの木は生物多様性に配慮して栽培されています。農薬や化学合成肥料は使用せず、天然の芝生のカバーを管理しています。2011年春には有機農業への転換を開始し、2011年秋から2012年春にかけて最初のビオディナミへの移行を始めました。2014年からAB認証、2015年の収穫からDe meter認証を取得し、この道を歩み続けています。 「ミオセヌ・デ・ザコル」は、粘土石灰や化石のある地層が由来。70年以上の古木ワインは土壌の特徴である石灰のミネラル感が印象的なキュヴェ。タンニンはしっかりとし、旨味ある果実味で、エキス分がとても豊富。スパイスの要素がよいアクセント。甘渋い果実の塊が核となっていて、無駄がなく、適度な厚みと素晴らしい奥行き。継ぎ目がなく、みがあり、とてもエレガントでしなやか。 果実味、エレガンス、緻密さ。樹齢の高いグルナッシュとカリニャンを使用し、力強さと繊細さ、そして新鮮さを兼ね備えた、濃厚でリッチなワインです。ジューシーな黒系果実には深みがあり、スミレの香りも感じられます。ミオセヌの区画は、すべて"シャペル"の区画に近接しています。ブドウの樹齢は同じで、比率もほぼ同じです。しかし、土壌が違うので、同じワインではありません。 スパイシーで長い余韻があり、早くから楽しめますが熟成のポテンシャルも高いです。エレガントで繊細、そしてフルーティ。この若いワインは、その余韻の長さであなたを誘惑するでしょう。テロワールは非常に特殊で、中新世からのもので粘土石灰質の土壌。豊富な石灰岩がフレッシュさと複雑さをもたらし、さわやかで空気感のあるエレガントな果実味が特徴です。口の中での良い余韻。素晴らしいフィネスを持つワインで、レーシーな味わいが特徴です。若いうちにデキャンタージュして、空気を含ませ、アロマを引き出すことをお勧めします。 相性料理 テクニカル情報 La Revue du vin de France 2021 ベストビオディナミ受賞 Domaine Des Accoles Miocene des Accoles 【エレガントの極み・大人のフルーツジュース】 圧巻だったミオセヌ2018年。サーブした数秒後に、ザコルを長年愛してくれているお客様が私の方に駆け寄ってきて、「これは旨い!」と一言。グルナッシュはローヌのピノ・ノワールと言わんばかりに、ブラックベリー、カシス、レッドチェリー、スミレ、腐葉土、溢れんばかりの様々な要素がグラスの中からあふれ出してきて、長く続く余韻。軽いわけでもなくまた重々しいわけでもなく、オリヴィエワールドが広がります。これこそ、ザコルの真骨頂なのかもしれません。高価なブルゴーニュを凌駕するほどの完成度の高さには、言葉を失いました。私メモには、最後に一言で超エレガント!買うべし!と大きく記してありました。 ザコルのワインはすべてがヴァン・ド・フランス。肩書などどうでもいい。自由で創造豊かに伸び伸びと手掛けるオリヴィエとフローレンス夫妻、温暖化が進み、重くなりがちなローヌのワインをここまで美しく仕上げてくる。飲み手にも喜びを与えてくれる素晴らしいコレクション。天才醸造家と謳われたオリヴィエ・ルリッシュは本当に天才でした!。2023.04.17
サン・ピエールのオーブンホイル焼、トマトコンフィにイチヂクをちらして、白身の肉、魚、野菜
ファーストリリース:2011年産、品種:Grenache、年産数:3,200本、リューディ名:Saint Julien、栽培面積:1.2ha、畑向き:南東向き、土壌:粘土石灰岩(中新世)、畑標高:180m、平均樹齢(2020年時):70年、剪定法:ドゥーブル・コルドン、密植度:4,300本/ha、平均収量:20hl/ha、収穫:手摘収穫、BIO 認証/農法:Demeter,AB,EUROLEAF、除梗:除梗20%、発酵タンク:ステンレスタンク、低温浸漬:低温浸漬無、マロ発酵:マロ発酵有、発酵期間:14日間、発酵温度:最大28、酵母:天然酵母、新樽比:新樽無(Larlot 旧樽メイン)、熟成期間:熟成約2年間、フィルター:フィルター無、コラージュ(清澄):コラージュ(清澄)無、熟成可能年数:10年
France全土のBiodynamie609のドメーヌにDemeterとBiodyvinにサンプル募集を呼びかけ、287のサンプルを入手し、そのうち187のCuveesが審査委員会を感激させたワインとして紹介されました。各ドメーヌで最も生産されているワインを提出してもらうことで、少量生産キュヴェを避けています。これにより各ドメーヌの実力が判断できます。Les Accolesがその中でもトップワインとして紹介されています。『クラシックな造りのもの、大胆なつくりのもの等スタイルは様々だが、ArdecheのDomaine des AccolesのRendezvousのようにBiodynamieのベストワインには強いインパクトがある。』
ドメーヌ・デ・ザコル ミオセヌ・デ・ザコル
生産地:フランス ローヌ アルデッシュ
原産地呼称:Vin de France
ぶどう品種:グルナッシュ 100%
アルコール度数:13%
味わい:赤ワイン 辛口 フルボディ
コロナも落ち着き(?)、ようやくフランスから生産者が続々と来日している今春。めちゃくちゃ楽しみにしていたドメーヌ・デ・ザコルのオリヴィエとフローレンス夫妻を招いてのウメムラワイン会。設立当初から応援し続けていますが、ここ最近のザコル人気には驚かされるばかり。以前は大量に購入し、ミオセヌやグリフは傍らで熟成させつつ販売していましたが、今や割り当てになり、そんな余裕もない程。
彼のワインはブルゴーニュ的だとよく言われますが、オリヴィエ自身、ブルゴーニュワインを造りたいならブルゴーニュで造るでしょう。彼ほどの腕があれば、どんな一流ドメーヌでも欲しがります。事実、ラルロを退任する時多くのものが反対したでしょう。ただ彼が造りたいのはこれまで誰も造ってこなかった新しいワイン。それがドメーヌ・デ・ザコル。
昔からザコルのワインを飲んでいる方ならお分かりかと思いますが、正直、設立当初は、若干の不安定さがありました。よく言えば、野性味に溢れ、どこか田舎っぽさや素朴さが感じられたワイン。それがここ数年で、どのワインをとっても一気にエレガントなワインに様変わり。オリヴィエさん曰く、「その当時はまだ僕たちが自分たちの葡萄を理解していなかったんだよね。」今は、南の葡萄を十分に理解し、フローレンスがアイデアを出し、オリヴィエがそれを実践するなど夫婦二人三脚で造り上げています。
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